Pythonで絶対値を求めるabs関数の使い方です。(Pythonの標準関数です。)
絶対値をPythonで求める方法は、他にもmath.fabsや、numpy.absoluteなどありますが、標準関数のabsが推奨です。
絶対値とは
プラスマイナスの符号を無視した0からの距離です。
abs関数の使い方
abs(x)
引数xは、整数または浮動小数点数です。
引数が複素数なら、その絶対値が返されます。
# -*- coding: utf-8 -*-
# 絶対値を取得
print(abs(-3))
print(abs(3))
print(abs(0),abs(-1),abs(-2),abs(-3))
print(abs(0),abs(1),abs(2),abs(3))
実行結果は以下のようになります。マイナス符号が無くなるだけですね。
3
3
0 1 2 3
0 1 2 3
プログラムを作っていると、符号に関係無く数字の大きさを求めたい場合がたまにあります。
例えば振幅など、正負に関係なく大きさを知りたい場合に使えます。
pythonで絶対値を計算する関数は、いくつか用意されています。(例えばmath.fabsや、numpy.absoluteなどです。)
どれを使うかですが、私の推奨は普通のabsです。
理由ですが、math.fabsは複素数(complex)に対応していませんし、abs自体が時間がかかる処理ではなく、精度にも差がないため、その他の関数を使う必要が無いと考えるためです。(組み込み関数のabsなら、importも不要で取り扱いも楽ですね)