pythonも、if文による条件ごとの処理は多用するので、もう一度おさらいしておきましょう。
以前の記事:初心者のPython入門(for range,while,if else,list,数値,文字列)
条件が1つ(条件が成立した時のみ処理)
ifに指定する条件は、以下のようなものです。
== | 右辺と左辺が等しい |
!= | 右辺と左辺が異なる |
< | 右辺が左辺より大きい |
> | 左辺が右辺より大きい |
<= | 右辺が左辺以上 |
>= | 左辺が右辺以上 |
if 条件1:
条件1が成立した時の処理
a=-1
if a < 0:
a=0
print("aは0より小さい")
実行結果は以下の通りです。
aは0より小さい
条件が1つ(条件が成立した時と、成立しなかった時に処理)
if 条件1:
条件1が成立した時の処理
else:
条件1が成立しない時の処理
a=0
if a < 0:
a=0
print("aは0より小さい")
else:
print("aは0より小さくない")
実行結果は以下の通りです。
aは0より小さくない
条件が2つ以上
if 条件1:
条件1が成立した時の処理
elif 条件2:
条件1が成立した時の処理
else:
条件1、条件2が成立しない時の処理
a=0
if a < 0:
a=0
print("aは0より小さい")
elif a==0:
print("aは0です")
else:
print("aは0より大きい")
実行結果は以下の通りです。
aは0です
C言語などでは「else if」と書きますが、pythonでは「elif」と書きます。
また、C言語では{ }によって、処理範囲を定義しますが、Pythonはインデント(先頭の空白)によって、処理の範囲を定義するのも違うところですね。
C言語は、いい加減なインデントでも処理を記載できますが、Pythonは厳密にインデントのルールを守らないとエラーになるため、ソースが自然に見やすくなります。このあたりの言語仕様はすばらしいと思います。