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Pythonのint関数、str関数で数値と文字列を変換する(初心者のPython入門)

2019年9月13日

Pythonで文字列を数値に変換するint関数、数値を文字列に変換するstr関数の使い方です。(Pythonの標準関数です。)

Pythonの標準関数一覧はこちらです。

文字列を数値に変換、数値を文字列に変換

数値は計算ができますが、文字列は計算が出来ません。

画面に表示する場合は、数値を文字列に変換した方が都合の良い場合があります。

そのため、文字列を数値に変換したり、数値を文字列に変換したりする関数が用意されています。

int関数,str関数の使い方

int関数は、数値や文字列から、整数に変換します。

int(x)

xは、文字列("123"など)や浮動小数点の数値(1.234など")を指定すると、整数に変換します。

int(x,base=10)

xは文字列や浮動小数点の数値です。baseは基数であり、2,8,10,16のいずれかを指定します。

省略すると10進数で変換します。

baseに2を指定すると、xを2進数の値に変換します。

8を指定すると8進数、10を指定すると10進数、16を指定すると16進数の値に変換します。

str関数は、数値を文字列に変換します。

str(object)

objectに数値を指定することで、文字列への変換が行われます。

# -*- coding: utf-8 -*-

# 文字列123を数値に変換して表示

print(int("123"))

#数値123を文字列に変換して表示

print(str(123))

# 16進数の文字列を数値変換

print(int("10",16))

#数値として表示

print(123)

#数値の後ろに"円"を表示する

print(123,"円")

#数値を文字列に変換して+で連結して表示する

print(str(123)+"円")

実行結果は以下の通りです。

123

123

16

123

123 円

123円

print(123,"円")のようにすれば、123を数値のまま表示して、後ろに"円"を付けることも出来ます。

この場合上記の"123 円”のように数字と円の間に空白が入りました。

数値123を文字列に変換して+で"円"と連結した場合は、数値と円の間に空白が入りませんでした。

このようにprintで数値のまま表示することも出来ますが、数値を文字列に変換することで、表示する際の細かい調整が可能となります。

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