Pythonで文字列、リスト、辞書、タプル、セットなどの要素がすべてTrueならTrueを返すall関数、いずれかの要素がTrueならTrueを返すany関数の使い方です。(Pythonの標準関数です。)
要素がすべてTrueか、要素のいずれかがTrueかを確認
オブジェクトの複数の要素を一度に確認できる関数です。
この関数を使わない場合は、ループで要素を1つずつ確認することになると思います。
all関数の使い方
all関数は、すべての要素がTrueならTrueを返します。
all(x)
xは、イテラブルオブジェクトです。イテラブルオブジェクトとは、文字列、リスト、辞書、タプル、セットなど、要素を順番に取り出すことが出来るものです。
all([True,True])はTure
all([False,True])はFalse
数値型も判断可能です。0はFalse、それ以外はTrueと判断されます。
all([1,1,1,0])はFalse
all([1,1,1,1])はTrue
all([-1,-20,-5])はTrue
all([0,0,0,0])はFalse
any関数の使い方
any関数は、いずれかの要素がTrueならTrueを返します。
any(x)
xは、イテラブルオブジェクトです。イテラブルオブジェクトとは、文字列、リスト、辞書、タプル、セットなど、要素を順番に取り出すことが出来るものです。
any([True,False])はTure
any([False,False])はFalse
数値型も判断可能。0はFalse、それ以外はTrueと判断されます。
any([1,1,1,0])はTrue
any([0,0,0,0])はFalse
any([0,-20,0])はTrue
any()とall()の利用シーン
正直なところ、all関数、any関数ともに、利用シーンが思いつきませんでした。要素のすべてがTrue,要素のいずれかがTrueということをチェックするような状況は、それほど多く無いと思います。
これらの関数は、その時が来たら思い出して使うことにしたいと思います。