Pythonで、べき乗を計算するpow関数の使い方です。(Pythonの標準関数です。)
べき乗とは
xyのように表現される数をxのべき乗と言います。
xをy回かけた数ですね。
pow関数の使い方
pow(x,y)
xyは上記の指定で計算できます。
powは、上記のように2つのパラメータで使用できますが、もう一つパラメータを指定することもできます。
pow(x,y,z)
これは、xyをzで割った余りを返すという計算になります。
正直私は3つ目のパラメータを何の目的に使うのかよくわかりません。
以下はpow(x,y,z)を別の書き方で表現したものです。(同じ結果が返ります。)
(pow(x, y) % z)
%は、剰余(割った余り)を返しますので、pow(x,y)の結果をzで割ったときの余りを返すことになります。
公式の説明によると、pow(x,y,z)の方が、(pow(x, y) % z)よりも高速に計算できるのだそうです。
私は、zを指定して剰余を求めるような使い道が思いつかないので、pow(x,y)を使っていきたいと思います。
# -*- coding: utf-8 -*-
# べき乗の計算結果を表示
print('pow(2,2)=' , pow(2,2))
print('pow(2,3)=' , pow(2,3))
print('pow(3,2)=' , pow(3,2))
print('pow(3,3)=' , pow(3,3))
#剰余を表示してみる。(何に使うのかな?)
print('pow(3,2,9)=' , pow(3,2,9))
print('pow(3,2,8)=' , pow(3,2,8))
print('pow(3,2,7)=' , pow(3,2,7))
print('pow(3,2,6)=' , pow(3,2,6))
print('pow(3,2,5)=' , pow(3,2,5))
print('pow(3,2,4)=' , pow(3,2,4))
print('pow(3,2,3)=' , pow(3,2,3))
print('pow(3,2,2)=' , pow(3,2,2))
print('pow(3,2,1)=' , pow(3,2,1))
実行結果は以下のようになります。
pow(2,2) = 4
pow(2,3) = 8
pow(3,2) = 9
pow(3,3) = 27
pow(3,2,9) = 0
pow(3,2,8) = 1
pow(3,2,7) = 2
pow(3,2,6) = 3
pow(3,2,5) = 4
pow(3,2,4) = 1
pow(3,2,3) = 0
pow(3,2,2) = 1
pow(3,2,1) = 0
xのy乗の計算は、プログラムを作っていると必要な場合が出てくると思います。
pythonでは、pow関数を使わなくても、演算子によって同様な計算が出来ます。
x**y は、pow(x,y)と同じ結果を返します。