プログラミング

初心者のPython入門(おすすめ本、書評:入門 Python3)

2019年6月5日

プログラミング言語Pythonを学ぶため、新たな書籍を購入しました。

買ったのは「入門 Python3」です。

理由は、基礎から書かれた本も一冊欲しかったため「入門」と書かれた本を探していたからです。

どのような人向けの本でしょうか?

入門と書かれていますが、初心者向けではないと思います。

内容はどうですか?

1章 Pyの味
1章に限ればあまりお勧めできません。
少々回りくどい説明と翻訳で、Pythonを勉強しようとしている読者のやる気をそいでしまいます。例えば"I am C++!"を"吾輩はC++である"とか、"I am Java!"を"朕はJavaなり!"などと訳していますが、高価な技術本を買い求める人たちは、翻訳に遊び心や面白さは求めてはいないと思います。

2章 Pyの成分:数値、文字列、変数

基本的なことから順番に無駄なく説明されていました。
この章を飛ばして3章に行ってはいけません。3章のタプルの説明で「タプルは、リストと同様に任意の要素を集めたシーケンスだ。リストとは異なり、タプルはイミュータブルである」という記載で立ち止まってしまうと思います。イミュータブルとは内容を書き換えできないことを指しますが、この説明は2章に書かれています。ということで1章は不要ですが、2章は読みましょう。

3章 Pyの具:リスト、タプル、辞書、集合
前章の単純な変数から、やや複雑なデータ構造の説明がされている。
こちらも無駄なく説明されているので順番に読み進めるのが良さそうです。

2章3章は、順番に読み進めるのが良いですが、4章以降は興味のあるところから読んでもよいと思います。

4章 Pyの皮:コード構造

コメントの書き方、if,elif,elseによる分岐、while,forによるループなど

5章 Pyの化粧箱:モジュール、パッケージ、プログラム

モジュールのインポート方法やパッケージについての説明

6章 オブジェクトとクラス

オブジェクト、クラス、メソッドなどの説明

ここまでがPythonの言語の説明となる。

7章 プロのようにデータを操る

これ以降は、ライブラリの紹介(リンク先アドレスと簡単な説明)が主体となっている。

8章 データの行き先
9章 ウェブを解きほぐす
10章 システム
11章 並列処理とネットワーク
12章 パイソニスタになろう
付録A アート
付録B ビジネス現場のPy
付録C 科学におけるPy
付録D Python3のインストール
付録E 復習課題の回答
付録F 早見表

まとめ

入門書には難しすぎる。ところどころにあるジョークで脱力してしまう。(笑えないのは私が悪いのかもしれません。)
個人的な使い方ですが、1章はスルーして、2章~7章までを勉強用に使い、8章以降はどんなライブラリがあるかを知るために眺めることにしたいと思います。

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