Pythonの組み込み関数とは、標準で用意されている関数です。(組み込み関数、標準関数、ビルトイン関数などと呼ばれます)
標準で用意されていない関数は、importで読み込む必要があります。
公式サイトの説明は(私にとっては)わかりにくいので、自分マニュアルを作りました。
(Python 3.7,Python 3.8, Python 3.9 対応)
組み込み関数一覧
関数 | 機能 |
abs() | 絶対値を取得 |
setattr() | オブジェクトに指定された属性を追加 |
delattr() | オブジェクトから指名された属性を削除 |
getattr() | オブジェクトから指定された属性を取得 |
hash() | ハッシュ値(整数)を取得 |
memoryview() | メモリビューオブジェクトを取得 |
set() | 集合を扱う型 |
all() | すべての要素がTrueならTrueを返す |
any() | いずれかの要素がTrueならTrueを返す |
dict() | 辞書の作成( { } でも作成できる) |
help() | ヘルプを表示します(関数の使い方などを表示します) |
min() | 最小値の取得 |
max() | 最大値の取得 |
sum () | 合計値を計算する |
pow() | べき乗を計算する |
round() | 四捨五入 |
dir() | 属性リストを返します(関数一覧などを表示できます) |
int() | 文字列を整数に変換する |
bool() | bool値(TrueまたはFalse)を返す |
float() | float値を返す |
complex() | 複素数を返す、文字列や数を複素数に変換する |
hex() | 16進数を返す(先頭に0x(ゼロエックス)を付ける) |
oct() | 8進数を返す(先頭に0o(ゼロオー)を付ける) |
bin() | 2 進文字列を返す(先頭に0b(ゼロビー)を付ける) |
str() | 文字列を返す、数値を文字列に変換する |
ord() | 文字をUnicode値に変換します |
chr() | Unicode値を文字に変換します |
ascii() | オブジェクトの印字可能な表現を含む文字列を返す |
repr() | オブジェクトの印字可能な表現を含む文字列を返す |
bytes() | bytesオブジェクトを返す |
range() | 指定した開始値から終了値まで値を出力する |
print() | 文字や数字を表示します |
eval() | 引数がPythonの式として実行される |
next() | 次の要素を取得する |
iter() | イテレータ (iterator) オブジェクトを返す |
slice() | range(start, stop, step) で指定されるインデクスの集合を表す |
divmod() | 2つの (複素数でない) 数を引数として取り、整数の除法を行う |
id() | オブジェクトの "識別値" を返す |
object() | 特徴を持たない新しいオブジェクトを返す |
sorted() | iterable の要素を並べ替えた新たなリストを返す |
enumerate() | enumerate オブジェクトを返す |
input() | 引数 prompt を標準出力に表示し、ユーザーの入力を1行読み込み |
staticmenthod() | メソッドを静的メソッドへ変換する |
open() | file を開き、対応する ファイルオブジェクト を返します。 |
breakpoint() | 呼び出した場所でデバッガを呼び出す |
exec() | Python コードの動的な実行を行う |
isinstance() | object 引数が classinfo 引数のインスタンスであるかサブクラスのインスタンスの場合に真を返す。 |
super() | プロキシオブジェクトを返す |
tuple() | タプル型を返す |
list() | リスト型を返す |
callable() | 呼び出し可能オブジェクトかどうかを確認する |
format() | "書式化された" 表現に変換する |
len() | オブジェクトの長さ (要素の数) を返す |
property() | property 属性を返す |
type() | 引数が1つだけの場合、object の型を返す |
frozennet() | 新しい frozenset オブジェクトを返す |
vars() | _dict__ 属性を持つオブジェクトの、 __dict__ 属性を返す |
classmethod() | メソッドをクラスメソッドへ変換 |
locals() | 現在のローカルシンボルテーブルを表す辞書を更新して返す |
zip() | それぞれのイテラブルから要素を集めたイテレータを作る |
compile() | source をコードオブジェクト、もしくは、 AST オブジェクトに変換 |
locals() | 現在のローカルシンボルテーブルを表す辞書を更新して返します。 |
globals() | 現在のグローバルシンボルテーブルを表す辞書を返す |
map() | iterable の全ての要素に適用するイテレータを返す |
reversed() | 要素を逆順に取り出すイテレータ (reverse iterator) を返す |
hasattr() | 文字列がオブジェクトの属性名の一つであった場合 True を、そうでない場合 False を返します。 |
__import__() | この関数は import 文により呼び出される |
それぞれの関数の使用例を含めた説明を用意しています。上記の関数名のリンクをクリックしてみてください。
自分マニュアルが間に合っていない部分は、オレンジ色で表示しています。(公式にリンクしています。)